2018.10.10
水はけ性能バツグン! 「透水性コンクリート」の全てを見せます!
■ こんな舗装材があった!湿気にお悩みの方必見。
こんにちは! 東京西多摩の日の出町から多摩地区、八王子、あきる野市、福生、昭島などを中心に外構工事、エクステリア工事、カーポート工事などを手がけているオリジナルガーデンです。
今回は弊社の取り扱う「透水性コンクリート(ドライテック)」についてご紹介したいと思います。
透水性コンクリートとは、読んで字のごとく水を”撥ね除ける”のではなく、地面に雨水を“逃してしまう”発想のもとに生まれた水はけの性能バツグンなコンクリートのことです。
水たまりや湿気を原因に起こるお家のお困りごとを根本から解決する透水性コンクリートは、住宅の「駐車場」や「アプローチ」「通路」に施工される他、様々な施設にも用いられるなど、近年需要を高めています。
本日は透水性コンクリートのメカニズムから施工事例までをご紹介していきたいと思います。
■ 透水性コンクリートってどんなもの?勾配を作らないでも排水が出来る理由は?
「透水性コンクリート(ドライテック)」がどう雨水に機能するか……。
構造を掴んでもらうのであれば「ザル」イメージしていただくことが手っ取り早いでしょう。
透水性コンクリートは”細かい穴がたくさん空いているコンクリート”であるからです。
ザルに水を入れても当然のことながら水は溜まりません。穴から水が下に落ちていきます。
それと原理は全く一緒です。
透水性コンクリートは雨水を地中へ浸透させてくれるため水たまりは出来ません。
透水性コンクリートのが画期的であるポイントは、従来工夫されてきた” 雨水を弾く”対処方法と発想が全く逆であることです。
これまで、建物周りの駐車場や通路の水対策は勾配(傾斜・傾き)をつけ、水を道路脇の側溝に流す排水方法が一般的でした。
しかし、
この方法は「勾配を十分につけることが出来る箇所である」前提を必要とするため、雨水に悩まされている全ての箇所に対してご提案が出来るわけではなかったのです。
お家ごとの住宅を取り巻く環境によって差異があるわけではなく、ひとつの住宅の敷地の中でも勾配をとりにくい場所は存在します。
たとえば勝手口などを設ける家の裏側。
勾配は土台となる基礎に向かってスペースの端から角度をとっていくので、面積の狭い家の裏側では角度が急になりすぎてしまい、勾配が作りづらい現状があります。
日当たりもあまり期待することが出来ないお家の裏側は、雑草や苔がどうしても美観を損ねてしまうことに繋がります。
そのようなケース、「透水性コンクリート」の出番です。
施工をするだけで庭のお手入れのストレスを軽減出来るのことに注目が集まり、最近では新築時に透水性コンクリートを予め選ばれるお客様も増えております。
水を弾いて防水を行うのではなく、自らが水を地中へと逃す役割を果たす透水性コンクリートは、問題の箇所に施工をするだけで根本的な解決に直結する、新時代のコンクリートとも呼べるでしょう。
■ ケース別、透水性コンクリート舗装のメリット
では、「透水性コンクリート」の施工がいかに効果を発揮するか、住宅の施工箇所ごとに見ていきます。
・ 駐車場
水たまりを原因とする錆びから車を守ります。
その上で雨の日のお出かけでも外出時に足元が濡れません。平らに施工できるので日光の照り返しも抑えることができます。
小さな石が敷き詰められたような表面は、色を選ぶこともでき非常に自然な雰囲気を演出してくれます。
・ アプローチ
玄関までの通路となるアプローチ。ここに透水性コンクリートを舗装することで、足元が滑りにくく歩きやすくなります。水たまりによる転倒防止にも効果的です。
・ お庭
こまめに手入れしなくてはなら雑草が生えにくいことが最大のメリット。素材に柔軟性があるため、自由な形に施工でき、車が乗っても十分耐久性を確保できます。梅雨の時期など涼しく過ごせるのも良いですね。
・ その他
エコキュートの基礎がサビてしまう、エアコンの室外機から排出される水を吸収できる、家に湿気を呼んでしまう……などなど
湿気や水たまりを原因とする様々な場面にご提案が出来ます。
一般のご家庭以外にも体育館裏や、水はけの良さと地面が"平ら"であることが同時にテニスコート。
学校の設備にも広くご利用いただけます。
※透水性コンクリートの上に人工芝を施したテニスコートでは、こちらも手入れが非常に簡単になり整備の負担が大きく削減できます。
■ 施工事例1:側溝がないので、水を逃すことが出来ない!
施工事例を2つ紹介します。
まず1つめは、家と道路の間に水たまりが出来てしまうお客様です。
下の写真をご覧ください。
家の駐車場から道路に向かって勾配が出来ており、逆に道路もお家に向かって傾斜が確認できます。
緩やかなV字の溝部分(写真では砂利の箇所)に側溝がないため水たまりが出来てしまうのです。
この場合、駐車場に普通のコンクリートを施工してしまっては水たまりがもっと大きくなってしまうため解決に繋がりません。
新しく側溝を作る、道路の勾配をなくすことも出来ないため透水性コンクリートをご提案させていただきました。
■ 施工事例2 :会社の駐車場にも施工、強度も安心!
下の画像は、透水性コンクリートを会社の駐車場に施工されたお客様の現場です。
お客様のご要望は「水はけの良さ」と「強度」。
それは今回の現場が会社の駐車場であるため。ご家庭の駐車場よりも車が往来する頻度が激しく、負荷もかかるからです。
透水性コンクリートは水を下へと通す穴が空いているものの、耐久性にも通常のコンクリート以上の自信があります。
「ヒビ割れ」や「色ムラ」などの経年劣化も起こしづらく、次の打ち替えまでの期間も長くとることが出来ます。
■ おススメ! 透水性コンクリート!
他にも通気性、遮熱性、デザイン性にも優れる透水性コンクリート、気になるのはやはりお値段ですよね。
もちろん、通常のコンクリートと比較すると材料費自体は高くなります。
しかしながら……
透水性コンクリートの施工には特別な設備など必要なく、工事も簡単で工程も少なく済ますことが可能。
工期を短縮出来るばかりか、人件費も削減できます。
多くのメリットが光る透水性コンクリート(ドライテック)ですが、問題なのは他社での取り扱いが少ないことです。
弊社では、お客様のニーズに対し、なるべく多くの選択肢から最適解をご提案出来るよう透水性コンクリートもご提案出来る環境を整えさせていただきました!
外溝やガーデン・エクステリアのご相談でしたら、ぜひ1度弊社にご連絡ください!